炎の熱で浮遊するランタンを一斉に飛ばす台湾の灯籠祭りをモチーフにした演舞です。よさこい節をアレンジした主題が非常に耳に残ります。演舞名の「舞灯籠」という言葉は,辞書的な意味である走馬灯,空を舞う灯籠,舞い踊って輝く花火っ子たち,の三通りに解釈できます。
画像をクリックするとお祭りの様子を見ることができます。
今宵照らすは絢爛のごとく
凛と静まる宵の中
幾重に寄り添いゆらめく灯火
暁色に闇夜を焦がし
東京花火参ります
宴濡らすは小夜時雨
寄る辺なき華うたかたに
今宵何処をさすらうか
♪渡る夜風に舞い落ちる蛍火
東の都は夢の跡
よさこいよさこい
朧に響く鈴の音かすみ
紡ぐあかりは華と散る
重ねし記憶に影さして
水面揺らすは雨か涙か
人の集まり散じてを
祭り花火に例えれど
散りても集うは人の縁
一期一会の東京花火
♪夢の果て映す空
染め上げる舞灯籠
胸を打つきらめきは
彼方照らしゆく
悠久の願いを夜空へ