花札と競技かるたを題材に,青春のきらびやかな一瞬を描いた演舞です。前半はゆったり優雅な雰囲気ですが,後半はエネルギッシュな曲です。歌詞は百人一首の大会を意識したものになっていて,試合開始を告げる「それではお願い致します」から始まり,続けて序歌が読み上げられます。下の句が二回繰り返されるのがリアルです。その後に出てくる「決まり字」は取るべき札が確定する文字のことで,選手はこれを百首全てについて暗記し試合に臨みます。ちなみに早稲田大学は競技かるたの超強豪校で,永世名人の西郷直樹さんや,68期クイーンの井上菜穂さんを輩出しています。
この代はメディア出演の機会が多く,くりぃむしちゅーさんや橋本環奈さんと共に住宅情報館の CM に出ています。また,リオ五輪応援ソングにも採用された和楽器バンドさんの『起死回生』の MV に,花かるたの衣装を着た花火っ子たちがバックダンサーとして登場しています🎴
競技かるたがテーマの演舞ということで,かるたの取札を次々に表示するプログラムを書きました。札の下に表示されているのは上の句で,歌番号と決まり字が太字になっています。序歌は百首に含まれませんが,ここでは特別に登場します (^^)
画像をクリックするとお祭りの様子を見ることができます。
それではお願い致します
心一つに 心揺さぶれ
早稲田大学東京花火 花かるた
譲れぬ想いが 今ここに
難波津に 咲くやこの花 冬ごもり
今を春べと 咲くやこの花
今を春べと 咲くやこの花
心澄まして 序歌聞けば
脈打つ鼓動が 身を伝いて
万の響きに 胸焦がす
決まり字の先に導かれ
古の色香に息を呑む
静寂をうつし渡るは月の舟
天つ風に舞う宵桜
移ろう季節に思い馳せ
ほのかに染めるは歌詠みの記憶
八千代の川は流れ去り
人の心は変わりゆく
されど変わらぬ花の香は
夢か現か幻か
いざ そびえる壁を突き破れ
音の先へ 息よりも速く
まだ見ぬ境地に 手を伸ばせ
ひたむきにただ 道を切り拓く
紺碧の空高く 仰げ 共に
心躍らす歌聞けば
高ぶる鼓動が 刹那刻み
指先に想い乗せて 札を弾け
数多の花咲く 世界を越えて
夢を追い 駆け上がれ
覇者の道 今
生命巡りて花散れど
臨むは同じき理想の舞台
確かな誇りを歌に込め
夜空を彩り舞い踊れ
人の集まり散じてを
祭り花火に例えれど
散りても集うは人の縁
一期一会の東京花火
瞳に宿す 青き光
果てなき空を 翔ける風
歌え 高らかに
叫べ 思いのままに
ここで踊らにゃいかんちや
永遠へと届けや 鳴子の音
東京花火
この一瞬に全てを懸けろ